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ネパールの台所事情? [行くぞネパール!?]

水曜日の夜、梅田の ナレッジ・キャピタル へ、超学校みんぱく × ナレッジキャピタル) の講義を受けに行って来ました。

カフェラボ

ナレッジキャピタル、ちゃんと来るのは初めてかも?
今までほぼ素通りでしたので...
お隣の南館は、金子眼鏡にサングラス買いに来たり、何度か参上したコトがあるんですが。^^;

定時ダッシュで会社を出て、グランフロントについてから軽く腹ごしらえ。
18:40頃に会場入りしました。

受付で会費500円をお支払いすると、ドリンク引換券を頂けます。
それを持って注文コーナーに行くと、専用のメニューが用意されていて、その中から好きな物を一杯頂けます。
あんまり選択肢ないのかと思いきや、HOTもICEも結構色々あって、アルコールの類まで選べました。^^

ワンドリンク付き飲み物を頂いたら好きな席に着席して待機。
資料も色々頂戴して、あまりに参加費用がお安くて、なんだか申し訳ないくらい。
先生の時給も出てないんじゃないでしょうか?
こんな気軽に、自分の興味のある講義だけをチョイスして受けられるなんて、ほんと、ありがたいですよね。


現在やっているのは、『世界の台所』 シリーズ。

今回のテーマ

水曜日は、第2回 『閉じられた聖なる空間――ネパールの台所』 でした。

ネパールは、今、私が一番行きたい国。
しかも私は食いしん坊で料理も好き。
『ネパールの台所』 って、そんな私にピッタリなお題です [るんるん]


まず最初にネパールの地理や歴史、あとは社会の構造(?)みたいな話があり、ネパールの人にとって 『食』 とはどう言うものなのか、食事を作る台所とはどう言う場所なのか、と言う流れで進みました。
最後の方では、代表的なお料理の紹介や、その調理法などの紹介もあり、充実の90分でとっても楽しめました。


では、復習を兼ねて、講義の内容を簡単にまとめてみたいと思います。

[ひらめき] まずは地理と気候。
南部は谷、北部はヒマヤラ山脈と言う、大変な傾斜地にある国だそうです。
緯度は沖縄と同じくらい。
標高1400mのカトマンズでも、南国フルーツが食べられるそうです [揺れるハート]
雨季は7~9月。
5月は一番暑い季節だそうです。
講義にはありませんでしたが...
先日旅行者のブログを見たら、5月はゴキっち大発生なシーズンだそうです [あせあせ(飛び散る汗)]

[ひらめき] 社会環境・歴史
多民族国家
1769年にシャハ王朝が統一し、2008年まで12代、240年間ヒンドゥー王朝が続いた。
2008年にマオイスト(毛沢東派共産党?)により王制廃止、連邦共和国へ。
現在でも国民のほとんどがヒンドゥー教徒で、カースト制も廃止されているが、実際には残っている。
※ 都会ではほぼ消えている?
主な生業は、有畜農業、観光業。
現在ネパールを支えている最も大きな収入は、海外労働者よりの送金。
インフラの整備が追い付いていない事や、インドとの問題などがあり、計画停電や断水などが常時ある。

[ひらめき] ヒンドゥーにおける食
食べる事は、不浄な物を体内に取り込むキケンな行為。
なので黙々とちゃっちゃと食べる。
食事を共にする相手は限定 ← 不浄ではない人など
食べている姿を見られる事も嫌う。
じーっと見てると、邪視が憑りついたとか、妙な嫌疑をかけられるので見ないコト。
肉も食べるが基本的にオス(鶏はメスも食べる)
肉の順位(浄) 去勢したオスヤギ > 鶏 > 魚 > 羊・ヤク・豚など
基本的に菜食、禁酒な方が洗練されているとみなされる。
食器は銅製、または使い捨てが 『浄』 で好まれる。
人が口をつけた物は、家族であっても不浄(夫婦間では別)
誰も手をつけていない飲食物を 「チョコ」、不浄になった物を 「ズト」 と呼ぶ。
同じように残り物も避ける

[ひらめき] 台所
キケンな食事を作る場所である台所は神聖であるため、余所者は入れない。
まな板・包丁は無い。← 釜や鉈を使って押し切り、当て切りなどで食材を切る
昔は室内にある囲炉裏で調理していたが、子供の事故や煙による眼病防止のため、台所を離れにし、竈で調理する事が普及した。
都市部では普通にキッチンがあり、家電が揃っている。

[ひらめき] ネパール料理
発酵食品が豊富。一番有名なのは 「グンドゥルック」。アチャール、タルカリ、スープなどの具材にもする。
国民食は「ダール・バード」 ← 豆スープ(ダール)とごはん、おかず(タルカリ)、漬物(アチャール)、生野菜のセット。肉が入る事もある。
ダールの代表的な豆 ケツルアズキ(マース・灰色のスープ)、キマメ(ラハル)、ヒラマメ(ムスロ・黄色のスープ)
主食は米のほか、蕎麦がき、挽き割りトウモロコシのご飯、ロティ。
代表的な香辛料 クミン(ジッラー)、コリアンダー(ダニヤー)、ウコン
ゴーヤ、オクラ、ホウレン草、からし菜など、緑黄色野菜のタルカリにはクミン、コリアンダーを入れないのが基本。(ウコン、塩、油、唐辛子のみで作る)
タルカリとアチャールの違いは、最後に酸味を加えるかどうかの違い。
乳製品を良く食べる → ヨーグルト、精製バター(ギュ)、脱脂乳(モヒ)、乾燥カッテージチーズ(チュルピ)など。
米に牛乳、ヨーグルトなどの乳製品をかけて食べる。

[ひらめき] ネパール語

カレーを作る際、最初にスパイスを香ばしく黒くなるまで揚げ炒めする事を 「フラウヌ」 と言う。「揚げ炒め」 と言う意味ではなく、この意味限定でしか使わない。
他の食材を揚げ炒める場合は 「ブトゥヌ」 と言う。

肉を焼く、やけどする → 「ポルヌ」
火葬する → 「ジャラウヌ」 (灰にはるまで焼き尽くすと言う意味?)
遺族の前では配慮して 「セラウヌ」 と言う。
祠などに花を投げる場合も 「セラウヌ」 と言う。
もとに意味は 「冷める」「鎮める」 など。

[ひらめき] その他
田舎の村などで、子供たちが 「ナマステ ミタイ」、「ミタイ? ミタイ?」 などと寄って来る事がある。
「ミタイ」 はお菓子の事で、「お菓子ちょーだい」 って意味。
ガイドブックには、虫歯になるのであげてはダメと書かれているそうだが、少しぐらいならあげても問題ない。


基本的には上記のような事ですが、これはヒンドゥー教徒の場合。
仏教などを信仰する民族、例えばシェルパなどでは違っている部分も多い。


以上です。

さて、ネパールの講義を聞いたら、なんだか豆カレーが食べたくなって来ました。
またスパイスをフラウヌして、ダール・タルカとか作ってみよっかな [グッド(上向き矢印)]



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akko

そらまめさん、nice! ありがとうございます!
by akko (2016-05-30 10:57) 

akko

空楽さん、nice! ありがとうございます!
by akko (2016-08-23 09:11) 

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