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中3の夏休みでした。 [徒然]

昨日で日航ジャンボ機墜落事故から25年でしたね。
当時私は中3の夏休みで、受験勉強とかしてたような...

大変な事故だったので忘れてしまうようなことはないけど、だからと言ってその時どんなだったとかを深く考える機会もなく...

で、昨年たまたま本屋さんで手にした本。
確か出版された時に結構目にしてたんだけど、その時はそんなに気にもとめてなかったんですが、著者が作家やライターではなく、当時実際に身元確認をした刑事官だと言うことで、ちょっと気になって読んでみることに。


墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫)

墜落遺体
御巣鷹山の日航機123便

(講談社プラスアルファ文庫)

  • 作者: 飯塚 訓
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/04/19
  • メディア: 文庫

墜落現場 遺された人たち (講談社プラスアルファ文庫)

墜落現場
遺された人たち

(講談社プラスアルファ文庫)

  • 作者: 飯塚 訓
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/07/21
  • メディア: 文庫

もともと文章を書くのが本業だった方ではないので、文章的に素晴らしいとか、そう言うのはないですが、その分すっごくストレートに色々なことが伝わってきます。
タイトルに 「遺体」 とあるだけに、悲惨な状態の描写もありますので、そういうのが苦手な方がそこだけ読むと 「怖い」 とか 「気持ち悪い」 とか思ってしまうかも。
だけど、人がそんな状態になってしまうような、それだけひどい事故だったんだってことが本当に良く解ります。

事故の原因とか、事故の責任とか、難しい問題はいっぱいあるし、そういう事について書かれた本もいっぱいあるけど、この本の場合はちょっと視点が違うかなーって思います。
「もし自分が乗ってたらこんな風に振舞えるかな」 とか、「もし自分の家族がこういう姿で帰って来たら...」 とか、「もし自分が現場で働く一人だたら耐えられるかな」 とか、そういう視点で色々考えさせられる本です。
あと、当時は週刊誌などで色んな興味本位な報道もあったけど、真実はこうだったんだなーって思ったり。

これ読むと改めて、命って大切だなぁ、とか。
普通の生活の中でもいつ何が起こるか解らないから、ちゃんと生きよう、とか、そういう思いになります。



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コメント 5

akko

そらまめさん、nice! ありがとうございます!
by akko (2010-08-13 20:36) 

ママハナ

すごいタイトルやね!

私も同じような感じで事件のことは記憶してるけど
たしか女性3人助かったよな~(うち一人は子供)
くらいでしたけど 
山崎豊子の「沈まぬ太陽」読んで
げ~~~こんなヒサンな事故だったんだ
というのがわかって しばらく落ち込みました。

小説なので 話の中にぐんぐん引き込まれちゃって・・・

これもちょっと読む勇気ないかなぁ・・・


by ママハナ (2010-08-13 21:56) 

akko

ママハナさん、タイトル妙ですよね。^^;
で、助かったのは4人です。
この本は小説ではないけど、やはり現場の人は熱い思いを込めて書かれてるので、ぐいぐい引き込まれるものがあります。
でも、本当に遺体の状況は悲惨で、人って強い衝撃を受けたらそんなことになっちゃうの???
と、ショックを受けました。
ただ、そんなとんでもない状態でも、現場の人は必死で身元を確認しようとしてたんですよね。
この事故、発生した直後は結構生存者がいたようです。
生存者は皆、家族や他の乗客の声をかなり聞いていて、徐々に亡くなっていく様子も感じていたようで。
亡くなった方はもちろんだけど、助かった方も本当に辛い思いをされたと思います。
たぶん小説みたいにストーリーはないので、こっちの方がもうちょっと冷静に色々考えながら読めるかも?
by akko (2010-08-13 23:14) 

akko

きーふぁさん、nice! ありがとうございます!
by akko (2010-08-18 10:23) 

akko

iruma_wさま、nice! ありがとうございます!
by akko (2010-11-02 09:27) 

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