根岸をお散歩 [東京だよおっかさん]
この日は一応2件お仕事が入っていたのですが...
前日に昼間の1件が無くなりまして、もう1件は午後~夕方あたり?
そんなこんなで、朝は時間あり。
せっかくなので、本郷から約30分のお散歩です。
東大の横を通って東へ向かい、JRを超える陸橋からふと見下ろすと...
マンションの間から子規庵が見えました。
一度来てみたかったんですけど、なかなかこんな場所まで来る事がなく...
やっと来れました♪
とりあえず、まだ早すぎるので通り過ぎ、正岡子規も好きだったと言う芋坂の団子屋へ。
羽二重団子 です。
さすがに早すぎるのか、お客さん全くおらず...
店内独り占め♪
ガラスの向こうに、キレイなお庭があります。
お庭にも席があって、そこで食べても良いみたいだけど...
この日は寒かったので、店内で。
こゝに石橋ありて芋坂團子の店あり。繁昌いつに變わらず。店の内には十人ばかり腰掛けて喰ひ居り。店の外には女二人彳みて團子の出來るを待つ。(正岡子規 「道潅山」)
とあるから、昔はもうちょっと小さいお店だったんでしょうか?
お団子のセット。
フツーな感じですけど、食べてみたらちょっと感動しました。
なんだろう?
優しいです。
餡子もお餅も。
あと、焼きの方はみたらしみたいな感じだと思って口に入れたら、甘さはなく、お醤油でした。
ちょっとビックリしたけど、餡と焼きでバランス良く、美味しかったです。
そう言えば、焼き二本に日本酒が付いた ‘岡倉天心 陶然セット’ なんてのもありました。
天心さん、ココでお団子食べ食べ飲むのが好きだったそうです。^^
近年ではお酒は出していなかったのか...
芋坂へ行って團子を食いましょうか。先生あすこの團子を食ったことがありますか。奥さん一辺行って食って御覧。柔らかくて安いです。酒も飲ませます。(夏目漱石「吾輩の猫である」)
を読んで 「お酒飲めますか?」 という問い合わせが増えたので出すようになったのだとか。
漱石も天心も飲んでたんなら、昔は出してたんでしょうね。
時代劇に出て来る茶店も、結構お酒飲んでるシーンとかありますもんね。
子規庵の開庵時間までもう少し、とりあえず子規庵見て、そこからどうしようかなー
とか思ってたら連絡が。
午後後半の仕事、出発前に微妙な感じになっていたのですが... 無くなっちゃった
そうとなると会社に戻らねばなりませんが、せっかくココまで来たからには子規庵だけは見て帰ろう!
団子屋さんから徒歩5分ほどで 子規庵 到着。
周りはホテルやなんやで埋まってて、すっかりココだけ取り残されたようになっていますが...
細いクネクネした路地だけは昔のままなのかな?
そんな感じです。
あれ?
屋根の上で何やらゴソゴソ動いてる???
ありゃま、コニャニャチワ~
にゃんだ???
おりといで~
しゃーないなぁ...
そんなトコ歩くのか!?
ター!
と、目の前までおりて来てくれましたが...
写真撮る間もなく、フンっとどっか行っちゃいました
そうこうしてたら開きました。
庵内は撮影禁止。
玄関から入って、中を見学して、お庭へ出てから蔵の前を通って東側の路地へ出るようになってます。
台所辺りを潰して小さな常設展示室にしてありました。
間取りは子規が生きていた頃とほぼ変わっていないようです。
うちのボロ賃貸の方が大きいくらいの小さなおうちですが、陽が良く入る、気持ちの良いところでした。
お庭から中を撮るのはOKとの事で、帰りに撮影。
この八畳の座敷は句会や歌会が催された場所です。
縁側のガラス戸は子規の生きていた頃には無く、昭和になってからつけられた物です。
ちなみに、家も机も庭も、昭和20年の空襲で焼失してしまい、現在の建物や家具は五年後に再建された物です。
昭和元年に修理をした時の姿みたいです。
子規が絶筆三句に詠んだ糸瓜。
昔はこの倍ぐらいの大きさの棚を作っていたそうです。
糸瓜咲て 痰のつまりし 佛かな
痰一斗 糸瓜の水も 間にあはず
をととひの へちまの水も 取らざりき
子規の書斎兼病間に面しています。
最期を過ごした部屋です。
窓際には文机が置いてありますが、手前の、真ん中少し左よりの一部が、パカっと四角く外れるようになっていました。
左脚が悪かったそうで、立膝ついて書き物をしやすいように、特注で作ってもらった物だそうです。
ちなみにこちらのガラス戸は子規がいる頃からついていたそうです。
障子だと外が見えないし、冬は寒いだろうと、弟子の高浜虚子らがプレゼントしたのだとか。
鳶見えて 冬あたたかや ガラス窓
嬉しかったんでしょうね。^^
と言う事で、やっと行けて満足
鶯谷からJRに乗り、そのまま新幹線へ乗り換えてピューっと帰社致しました。
せっかくなので、事務所のオヤツ仲間(?)へ生菓子のお土産をば。
竹隆庵 岡埜 の、こごめ大福です。
江戸時代、この辺りは上質な米が収穫できる土地で、庶民に人気の 「こごめ餅」 と言うお菓子があったとか。
ある茶屋がこごめ餅に餡を包んで上野輪王寺宮(五代目)公弁法親王へ献上したところ、お誉めいただき 「こごめ大福」 と言う名前を頂いたのだそうです。
甘じょっぱくて、しっかりとお米を感じるお餅で、ずっしりと食べごたえがありました。
口の周りを真っ白にして、ガブっと頬張って頂きました。
かなりお好み♪
美味しかったです!
子規庵で購入しました。
子規庵オリジナル一輪挿し。
子規庵ボランティアでもあるガラス工芸家の美濃容子さんの作品です。
吹きガラスに江戸切子を施した、糸瓜を模した一輪挿し。
美濃さん、兵庫県出身だそうで、なんだか親しみを覚えます...
もちろん、これ自体を気に入ったので購入したのですが、コレを買う事で子規庵の運営のお役に立てると言う事で、ちょいと奮発致しました。
野草が似合うそうですが、ちょうどベランダでバラが咲いていたので、入れてみました。
ローズマリーもオマケで。
お気に入り♪
歩いていると、根津~根岸あたり、なんだか色々気になる物が...
次回はお休みもらって、ゆっくりウロウロしてみたいです。^^
前日に昼間の1件が無くなりまして、もう1件は午後~夕方あたり?
そんなこんなで、朝は時間あり。
せっかくなので、本郷から約30分のお散歩です。
東大の横を通って東へ向かい、JRを超える陸橋からふと見下ろすと...
マンションの間から子規庵が見えました。
一度来てみたかったんですけど、なかなかこんな場所まで来る事がなく...
やっと来れました♪
とりあえず、まだ早すぎるので通り過ぎ、正岡子規も好きだったと言う芋坂の団子屋へ。
羽二重団子 です。
さすがに早すぎるのか、お客さん全くおらず...
店内独り占め♪
ガラスの向こうに、キレイなお庭があります。
お庭にも席があって、そこで食べても良いみたいだけど...
この日は寒かったので、店内で。
こゝに石橋ありて芋坂團子の店あり。繁昌いつに變わらず。店の内には十人ばかり腰掛けて喰ひ居り。店の外には女二人彳みて團子の出來るを待つ。(正岡子規 「道潅山」)
とあるから、昔はもうちょっと小さいお店だったんでしょうか?
お団子のセット。
フツーな感じですけど、食べてみたらちょっと感動しました。
なんだろう?
優しいです。
餡子もお餅も。
あと、焼きの方はみたらしみたいな感じだと思って口に入れたら、甘さはなく、お醤油でした。
ちょっとビックリしたけど、餡と焼きでバランス良く、美味しかったです。
そう言えば、焼き二本に日本酒が付いた ‘岡倉天心 陶然セット’ なんてのもありました。
天心さん、ココでお団子食べ食べ飲むのが好きだったそうです。^^
近年ではお酒は出していなかったのか...
芋坂へ行って團子を食いましょうか。先生あすこの團子を食ったことがありますか。奥さん一辺行って食って御覧。柔らかくて安いです。酒も飲ませます。(夏目漱石「吾輩の猫である」)
を読んで 「お酒飲めますか?」 という問い合わせが増えたので出すようになったのだとか。
漱石も天心も飲んでたんなら、昔は出してたんでしょうね。
時代劇に出て来る茶店も、結構お酒飲んでるシーンとかありますもんね。
子規庵の開庵時間までもう少し、とりあえず子規庵見て、そこからどうしようかなー
とか思ってたら連絡が。
午後後半の仕事、出発前に微妙な感じになっていたのですが... 無くなっちゃった
そうとなると会社に戻らねばなりませんが、せっかくココまで来たからには子規庵だけは見て帰ろう!
団子屋さんから徒歩5分ほどで 子規庵 到着。
周りはホテルやなんやで埋まってて、すっかりココだけ取り残されたようになっていますが...
細いクネクネした路地だけは昔のままなのかな?
そんな感じです。
あれ?
屋根の上で何やらゴソゴソ動いてる???
ありゃま、コニャニャチワ~
にゃんだ???
おりといで~
しゃーないなぁ...
そんなトコ歩くのか!?
ター!
と、目の前までおりて来てくれましたが...
写真撮る間もなく、フンっとどっか行っちゃいました
そうこうしてたら開きました。
庵内は撮影禁止。
玄関から入って、中を見学して、お庭へ出てから蔵の前を通って東側の路地へ出るようになってます。
台所辺りを潰して小さな常設展示室にしてありました。
間取りは子規が生きていた頃とほぼ変わっていないようです。
うちのボロ賃貸の方が大きいくらいの小さなおうちですが、陽が良く入る、気持ちの良いところでした。
お庭から中を撮るのはOKとの事で、帰りに撮影。
この八畳の座敷は句会や歌会が催された場所です。
縁側のガラス戸は子規の生きていた頃には無く、昭和になってからつけられた物です。
ちなみに、家も机も庭も、昭和20年の空襲で焼失してしまい、現在の建物や家具は五年後に再建された物です。
昭和元年に修理をした時の姿みたいです。
子規が絶筆三句に詠んだ糸瓜。
昔はこの倍ぐらいの大きさの棚を作っていたそうです。
糸瓜咲て 痰のつまりし 佛かな
痰一斗 糸瓜の水も 間にあはず
をととひの へちまの水も 取らざりき
子規の書斎兼病間に面しています。
最期を過ごした部屋です。
窓際には文机が置いてありますが、手前の、真ん中少し左よりの一部が、パカっと四角く外れるようになっていました。
左脚が悪かったそうで、立膝ついて書き物をしやすいように、特注で作ってもらった物だそうです。
ちなみにこちらのガラス戸は子規がいる頃からついていたそうです。
障子だと外が見えないし、冬は寒いだろうと、弟子の高浜虚子らがプレゼントしたのだとか。
鳶見えて 冬あたたかや ガラス窓
嬉しかったんでしょうね。^^
と言う事で、やっと行けて満足
鶯谷からJRに乗り、そのまま新幹線へ乗り換えてピューっと帰社致しました。
せっかくなので、事務所のオヤツ仲間(?)へ生菓子のお土産をば。
竹隆庵 岡埜 の、こごめ大福です。
江戸時代、この辺りは上質な米が収穫できる土地で、庶民に人気の 「こごめ餅」 と言うお菓子があったとか。
ある茶屋がこごめ餅に餡を包んで上野輪王寺宮(五代目)公弁法親王へ献上したところ、お誉めいただき 「こごめ大福」 と言う名前を頂いたのだそうです。
甘じょっぱくて、しっかりとお米を感じるお餅で、ずっしりと食べごたえがありました。
口の周りを真っ白にして、ガブっと頬張って頂きました。
かなりお好み♪
美味しかったです!
子規庵で購入しました。
子規庵オリジナル一輪挿し。
子規庵ボランティアでもあるガラス工芸家の美濃容子さんの作品です。
吹きガラスに江戸切子を施した、糸瓜を模した一輪挿し。
美濃さん、兵庫県出身だそうで、なんだか親しみを覚えます...
もちろん、これ自体を気に入ったので購入したのですが、コレを買う事で子規庵の運営のお役に立てると言う事で、ちょいと奮発致しました。
野草が似合うそうですが、ちょうどベランダでバラが咲いていたので、入れてみました。
ローズマリーもオマケで。
お気に入り♪
歩いていると、根津~根岸あたり、なんだか色々気になる物が...
次回はお休みもらって、ゆっくりウロウロしてみたいです。^^
tochiさん、nice! ありがとうございます!
by akko (2015-11-05 10:15)
> そらまめさん、nice! ありがとうございます!
> makimakiさん、nice! ありがとうございます!
by akko (2015-11-06 22:00)